ちいさなちいさな王様
こないだ、本を整理してたら持ってたのを思い出した。
もう読み返すことはないけど、売らないであろう本の中の1冊。
歳をとっていくごとに身体が縮んでいく国の王様と、普通のサラリーマンの話。
王様という割には、サラリーマンの部屋の隙間から行けるところに住んでるし、
歳をとったものがえらい国なので、すべてのものが小さい人ように作られている
って、かなり不便なのでは?と思うけどそういうツッコミはなしの方向で。
確か、王様は親指くらいの大きさだったかな。
物語中にさらに少し縮みます。
哲学系に近い。
ちいさなちいさな王様 : アクセル ハッケ, ミヒャエル ゾーヴァ, Axel Hacke, Michael Sowa, 那須田 淳, 木本 栄 : 本 : Amazon
オールアバウト シュヴァンクマイエル
ヤン&エヴァシュヴァンクマイエル展に行ったときに、
図録と一緒に買った。図録は下のやつ↓
ヤン&エヴァシュヴァンクマイエル展 アリス、あるいは快楽原則 | 渡邉 裕之 | 本 | Amazon.co.jp
当時最新作だった、ルナシーのシナリオが載ってるのもいいけど、
やはり、妻エヴァさんに向けた文章がこの本の見どころではないか。
映画監督の妻が映画製作に参加していることはよくあるが、
先立たれてその思いをこう文章にするというのは珍しい。
シュヴァンクマイエルの創作の根源ってまったくよくわからないんだけど、
なんかその一部を知ることができる気がします。
それにしてもこの本、絶版扱いなのか。
結構重要な本だと思うけど。
チェコアニメ新世代
巨匠の方は買いそびれた。
それにしても、2002年めっちゃ本買ってないか。
不安になるレベルだ・・・(今も結構買ってる)
巨匠と見比べれば面白かったんだろうけど、巨匠の方は他の本でも
取り扱ってるので買わなかったぽっい。
インターネットで検索してもまだ情報がでてこなかった時代だったので、
なかなか為になりました。
この本で紹介されてる作品、いつだったかスカパーの無料放送に紛れ込んでで、
思いかけず見れたことがありうれしかった記憶がある。
アートアニメーションの素晴しき世界
クレイアニメーションを作りたかった。
技術は進歩したし、安いデジタルカメラでも動画が撮れるどころか、
携帯電話もスマートフォンになり、高画質の動画が撮れるようになった。
機は熟したのかもしれない。
作りたくても作れないそんな時期によく読んでいた本です。
載っている作品のほとんど、今でも観たことがないのが少しあって、
だからといって拾って観たくはない。ディスクで観たい。
作ってみるのは、憧れた作品を観てからにした方がいいのだろうか、
それともやってみた方がいいのだろうか。
誰も知らない名言集
増量版を買った気がするけど、イラスト入りのほうだったか
どっちだか忘れてた。
風呂でふやかしてしまったもんで。
ためになる名言というより、ふとした瞬間思い出して笑ってしまうエピソードと
それを象徴する一言の本です。
気になったら、一度立ち読みし気に入ったら購入して、
何度も読んで風呂でも読んで挙句の果てにお湯に落として、
そろそろ覚えたかもと思ったら捨てることをお勧めします。
思い出し笑いを防止するためです。
手元になくなった時、面白かったいい本だったなと実感できはずです。
日本のみなさんさようなら
映画レビュー本って好きなんですけど、これはかなりいい部類です。
有名どころじゃなくて、あーあったよねそんな映画とか
レンタルあるのかそんな映画みたいなのが主です。
読んだ後に、なんとなく頭の片隅にあって、
レンタル屋でみつけてあっ・・・今度借りようと
思ったら消えている、そんなことを何度も繰り返してます。
今なら、ディスク化されてなくてうまく探せばどっかに落ちてるかもしれないので、
いい時代になりましたよね(本当はだめですよ)
でもできれば、ちゃんと借りて観たい。そして後悔したい。
外村 繁
2016年4月22日時点で、青空文庫化されている外村 繁作品を読みました。
最初、夢幻泡影から読んだのですが失敗しました。
澪標から読むべきです。
澪標→夢幻泡影→落日の光景→日を愛しむの流れがいいと思います。
澪標は、外村 繁の幼少期からの性衝動がどうのこうのっていう話がずっと続く話です。
夢幻泡影で、前妻の死の話。
落日の光景と日を愛しむで、後妻の病気の話が主ですが、
日を愛しむが絶筆らしいです。
澪標を読んだうえで、その当時のことをよく知るために、夢幻泡影と落日の光景を
読むのがいいと思います。
落日の光景の自然描写などがよくて、
自然描写をうまく書ける人なのかなと思いました。
他の作品も読みたいけど、作業中リストはないし図書館などで探すしかないかな。
打出の小槌は、前妻との間にできた子供たちの話で微笑ましいです。