外村 繁
2016年4月22日時点で、青空文庫化されている外村 繁作品を読みました。
最初、夢幻泡影から読んだのですが失敗しました。
澪標から読むべきです。
澪標→夢幻泡影→落日の光景→日を愛しむの流れがいいと思います。
澪標は、外村 繁の幼少期からの性衝動がどうのこうのっていう話がずっと続く話です。
夢幻泡影で、前妻の死の話。
落日の光景と日を愛しむで、後妻の病気の話が主ですが、
日を愛しむが絶筆らしいです。
澪標を読んだうえで、その当時のことをよく知るために、夢幻泡影と落日の光景を
読むのがいいと思います。
落日の光景の自然描写などがよくて、
自然描写をうまく書ける人なのかなと思いました。
他の作品も読みたいけど、作業中リストはないし図書館などで探すしかないかな。
打出の小槌は、前妻との間にできた子供たちの話で微笑ましいです。