四谷シモン前編
これ、後編って出す気あるんだろうか。なさそうだけど。
人形に魅せられた小林少年の物語。
お父さんのこと、お母さんのこと、人形のこと。
転校を繰り返した少年期、すらすら語る話らしいんですど、
きっと何度も話てもどこかさびしい気持ちになるんじゃないかなって思います。
若いころ、結構喧嘩早い性格だったらしいので、道を踏み外す可能性もあったけど、
未知の世界へ連れてってくれる友達、
刺激的な演劇の世界、
何よりも幼少期から考えていた人形というものへの答えを導きだしてくれた
澁澤龍彦の出会い。
そんな人々の出会いから四谷シモンが生まれたんだなってわかる本です。
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作品自体は↓の元となった展覧会と2014年の横浜で観ています。
個人的には、天使シリーズなどのキリスト教モチーフの作品が好きです。
澁澤龍彦への感謝の気持ちが込められていて、
本書を読んだ後に見るといいかもしれません。
図録は人形愛展のものがおすすめです。
澁澤龍彦 幻想美術館展はすごくいい展覧会だったんだけど、
会場の上の方にあった文章がすごくよかったんだけど、この本には載ってない。
なんて書いてあったか覚えてる人いませんか・・・
なんにも覚えてない・・・
Amazon.co.jp: 澁澤龍彦 幻想美術館: 巖谷 國士: 本