鴨居玲 死を見つめる男
暗い絵が多いし、自殺未遂を何度もした挙句に本当に自殺してしまった人だけど、
そんなに暗い人じゃないのよっていうのがわかる本。
タイトルが暗すぎるわー、なんかなかったのか。
すごくかっこいい人なだし、モテるし(男女問わず)
服もベルサーチを着こなしてしまうのに、
どこか人間臭くて、シャイで、金銭感覚はないけど、真面目で、かわいい人だと思う。
・wikiにも書いてある出生の謎、母親の「たしか焼きいもの甘かった時バイ…」発言で
10月誕生説・2月誕生説があって、戸籍謄本みたら2月で金沢生まれになってたとか
・戦死した兄の写真はまったく残ってなくて、雑誌見てたら似てたからと、
仏壇にアランドロンの写真置いていた、というお母さんのエピソード面白い。
スペイン時代の地元民との交流話とか本当に楽しかっただろうなぁって感じがする。
日本の野菜の種を持ち込んで農業したら、大根はうまく育って、
地元住民に振る舞ったら不評で、現地の日本人に分けてもあまりまくって、
仕方なくずっと大根生活送ったけど、
その大根が勝手に現地の野菜と交配して、赤大根になったら地元住民に好評だったって
民話かよ。
それにしても、金の催促を手紙にするとこうやって本にされたりするんだな・・・。
作品集ではないので絵は少ないです。
写真が多め、お父さんお母さんお姉さんの写真は載ってます。
図録欲しいんだよなぁ・・・東京ステーションギャラリーでやったやつが
今ならいちばんいいのかなぁ・・・。
っていうか、見に行きたかったなぁ。
行こうかな?と思ってたんだけど、ちょうど赤血球と白血球に以上がでて
死んでた頃でいけなかった。