これ読んだ

読書記録(感想ではない・あとたまに映画)

ブラック・スワン

ようやく地上波放送か~でもなんで深夜?話題作だったのに・・・?と

思ったらR15作品だったらしいですね。

痛そうなシーンと官能シーンが半々。

 

実力があって、白鳥役はなんなくこなせそうだけど

優等生タイプなので邪悪で官能的な黒鳥が表現できなくて悩むプリマドンナの話です。

職場関係では、トップダンサーの引退・事故でどうしても白鳥の湖を成功させたい演出家と、

黒鳥の演技なら引けを取らない新人ダンサーが一応追い詰める原因となってはいますが、

彼らは親身になってアドバイスしているので悪い人達ではないです。

というか、本当は追い詰める原因ではないです。

なら、誰が追い詰めた原因かと言えばやはり元ダンサーで娘に自分の夢を託す

母親だと思います。

応援はしてくれるし、具合が悪そうだったら寄り添ってはくれるけれど、

劇中何度か「あなたには無理なのよ」と言ってます。

「あなたには無理なのよ」ってやっぱり否定するのはよくないですね。

あと、役が決まったお祝いにケーキ作り2人だけなのに多すぎると言ったら、

じゃあ捨てるというあたりもこの母親の存在が荷になってる感じがしました。

でも、話的には母親からの脱出ではなく性への目覚めがモチーフなんですよね。